現場監督は勝ち組?負け組?【11年目の現場監督が本音で答えます】

目次

はじめに

インターネットやSNSを見ていると、

「現場監督は勝ち組」

という意見もあれば、

「現場監督は負け組」

という意見もあります。

これから建設業界を目指す人や、現場監督として働いている人なら気になるテーマではないでしょうか。

私は現場監督として11年間働いてきました。

新人時代の苦労も経験し、現在は現場を任される立場になりました。

そんな私が、

現場監督は本当に勝ち組なのか?負け組なのか?

について本音でお話しします。

結論から言うと、

勝ち組でも負け組でもありません。

ただし、人によっては勝ち組にも負け組にもなり得る仕事です。


そもそも勝ち組・負け組とは?

まず考えたいのが、

「勝ち組とは何か?」

ということです。

一般的には、

  • 年収が高い
  • 安定している
  • 休日が多い
  • 将来性がある

などが挙げられます。

反対に、

  • 給料が低い
  • 将来が不安
  • 仕事が辛い

と負け組と言われることがあります。

しかし人生は単純ではありません。

高収入でも不幸な人はいますし、

収入が普通でも幸せな人はいます。

その前提で現場監督を見ていきましょう。


勝ち組と言われる理由① 年収が比較的高い

現場監督は責任が大きい仕事です。

その分、給料も比較的高い傾向があります。

新人時代はそれほど高くなくても、

経験を積むことで収入は上がりやすいです。

さらに、

  • 施工管理技士
  • 建築士

などの資格を取得すると評価も上がります。

同年代と比較しても年収が高いケースは珍しくありません。

私自身も11年間続けてきて、

新人時代より大きく収入は増えました。

この点は勝ち組と言われる理由の一つです。


勝ち組と言われる理由② 手に職がつく

現場監督は専門職です。

経験を積めば、

  • 工程管理
  • 品質管理
  • 安全管理
  • 原価管理

などのスキルが身につきます。

これらはどこの会社でも求められる能力です。

つまり転職にも強いです。

実際、施工管理経験者は慢性的に不足しています。

仕事がなくなる心配は比較的少ない職種と言えるでしょう。


勝ち組と言われる理由③ 建物が完成する達成感

これは現場監督ならではです。

更地だった土地に建物が完成する。

自分が管理した現場が形になる。

完成した建物を見るたびに、

「あの現場を担当したな」

と思い出します。

これはデスクワーク中心の仕事ではなかなか味わえません。

モノづくりに携われることは大きな魅力です。


勝ち組と言われる理由④ AIに代替されにくい

最近はAIが話題です。

しかし現場監督の仕事は、

  • 現場判断
  • 人との調整
  • トラブル対応

が中心です。

現場では毎日予想外のことが起こります。

その場で判断する能力が必要です。

完全にAIへ置き換わる可能性は低いと言われています。

将来性という意味では強みがあります。


負け組と言われる理由① 残業が多い

一方で負け組と言われる理由もあります。

最も多いのが残業です。

現場監督は、

昼は現場管理

夜は書類作成

という生活になることがあります。

特に若いうちは仕事に慣れていないため大変です。

働き方改革が進んでいますが、

まだ忙しい会社があるのも事実です。


負け組と言われる理由② 責任が重い

現場監督は責任が大きい仕事です。

工程が遅れても、

品質不良が発生しても、

事故が起きても、

中心となって対応します。

プレッシャーを感じる人は少なくありません。

この責任の重さから、

「割に合わない」

と感じる人もいます。


負け組と言われる理由③ 人間関係が大変

現場監督は調整役です。

関わる人は非常に多いです。

  • 職人さん
  • 協力会社
  • 上司
  • 設計担当
  • 発注者

それぞれの立場が違います。

時には板挟みになることもあります。

人付き合いが苦手な人には辛い仕事かもしれません。


負け組と言われる理由④ 休日が少ない会社もある

近年は改善されていますが、

会社によっては土曜日出勤があります。

友人が休みの日に仕事。

家族との時間が取りにくい。

これが原因で転職する人もいます。


私が11年間続けて思うこと

ここまで見ると、

良い部分も悪い部分もあります。

実際に11年間働いて思うのは、

現場監督は楽な仕事ではありません。

新人時代は特に大変でした。

覚えることも多いですし、

失敗もたくさんしました。

辞めたいと思ったこともあります。

しかし、

続けてきたからこそ見えた景色もあります。


現場監督は成長を実感しやすい

この仕事は成長が分かりやすいです。

最初は何も分からなかった人が、

数年後には現場をまとめる立場になります。

新人時代の自分と比べると、

別人のように成長していることもあります。


現場監督は社会に必要な仕事

建物を作る人がいなければ、

学校も病院もマンションもできません。

私たちの仕事は社会に必要とされています。

完成した建物が何十年も残る。

これは大きな誇りです。


勝ち組になる人の特徴

私が見てきた中で、

現場監督として成功している人には共通点があります。

コミュニケーションが取れる

人との会話を大切にする人は強いです。


段取りが好き

工程を考えることが好きな人は向いています。


切り替えが上手い

失敗しても引きずらない人は長く続きます。


負け組になりやすい人の特徴

反対に、

  • 指示待ちタイプ
  • 人と話すのが苦手
  • 責任を避けたい

という人は苦労することがあります。


結論:現場監督は勝ち組?負け組?

結論です。

現場監督は勝ち組でも負け組でもありません。

ただ、

  • 専門性が高い
  • 収入も比較的高い
  • 将来性もある

という点では魅力的な仕事です。

一方で、

  • 残業
  • 責任
  • 人間関係

など大変な部分もあります。

私が11年間働いて出した答えは、

「楽ではない。でも続ければ大きな武器になる仕事」

です。

もし今現場監督として頑張っているなら、

ネットの「勝ち組」「負け組」という言葉に振り回される必要はありません。

自分自身が成長できていて、生活に満足できているなら、それが一番の勝ち組だと思います。

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