現場監督の離職率が高い理由【11年目が本音で解説】

目次

はじめに

建設業界に興味を持っている人や、現場監督として働き始めた人なら一度は聞いたことがあると思います。

「現場監督は離職率が高い」

実際に私も現場監督として11年間働いてきましたが、新人時代に一緒に入社した同期の多くはすでに別の会社や業界へ転職しています。

もちろん全員が辞めるわけではありません。

しかし他の職種と比べると離職する人が多いのも事実です。

ではなぜ現場監督は離職率が高いのでしょうか。

今回は11年間働いて感じたリアルな理由をお話しします。


現場監督の離職率が高い理由① 覚えることが多すぎる

新人が最初にぶつかる壁です。

現場監督は現場を見るだけの仕事ではありません。

覚えることは想像以上に多いです。

例えば、

  • 工事の流れ
  • 図面の見方
  • 建築用語
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 工程管理
  • 写真管理
  • 材料知識
  • 法律関係

など数え切れません。

私も入社したばかりの頃は毎日知らない言葉だらけでした。

職人さん同士の会話が外国語のように聞こえたことを今でも覚えています。

覚えることの多さに圧倒されて辞めてしまう人は少なくありません。


現場監督の離職率が高い理由② 残業が多い

現場監督は現場が終わったら帰れる仕事ではありません。

現場終了後には、

  • 写真整理
  • 書類作成
  • 工程確認
  • 翌日の準備

があります。

新人のうちは作業スピードも遅いため、さらに時間がかかります。

昼間は現場管理。

夜はデスクワーク。

この生活に慣れず退職する人もいます。

最近は働き方改革で改善されていますが、まだ忙しい現場があるのも事実です。


現場監督の離職率が高い理由③ 電話が多すぎる

現場監督あるあるです。

携帯電話が本当に鳴り続けます。

  • 職人さん
  • 協力会社
  • 商社
  • メーカー
  • 上司

から次々と連絡が来ます。

私も新人の頃は電話が鳴るだけで緊張していました。

昼休憩中でも電話。

移動中でも電話。

休日でも電話。

人によっては大きなストレスになります。


現場監督の離職率が高い理由④ 責任が重い

現場監督は現場の司令塔です。

工程が遅れても、

品質不良が起きても、

事故が起きても、

最初に動くのは現場監督です。

新人の頃は、

「自分の判断で大丈夫なのか」

と不安になることが多くあります。

責任の重さに耐えられず退職するケースもあります。


現場監督の離職率が高い理由⑤ 人間関係が難しい

現場監督は調整役です。

現場には多くの人が関わります。

  • 職人さん
  • 協力会社
  • 設計担当
  • 発注者
  • 上司

それぞれ立場が違います。

例えば、

職人さんは作業しやすい工程を望みます。

上司は工期厳守を求めます。

発注者は品質を求めます。

全員の要望を調整するのは簡単ではありません。

この人間関係に疲れてしまう人もいます。


現場監督の離職率が高い理由⑥ 休日が少ないと感じる

建設業界は昔から土曜日出勤が多い業界でした。

現在は週休二日制が進んでいますが、

会社によって差があります。

友人が土日休みなのに、

自分だけ出勤。

そんな状況が続くと不満を感じやすくなります。

若い世代ほどワークライフバランスを重視する傾向があるため、離職理由になることがあります。


現場監督の離職率が高い理由⑦ 怒られる機会が多い

新人時代は失敗がつきものです。

  • 写真の撮り忘れ
  • 材料手配ミス
  • 工程確認漏れ

小さなミスでも現場全体に影響することがあります。

私も新人時代は何度も怒られました。

正直、帰り道で落ち込んだ日もあります。

最近は指導方法も改善されていますが、厳しい現場が残っているのも事実です。


実は3年以内に辞める人が多い

私の経験上、

辞める人の多くは入社後3年以内です。

理由は簡単です。

まだ仕事の面白さを感じる前だからです。

1〜2年目はとにかく覚えることばかり。

失敗も多い。

責任も重い。

しかし3年を超えると少しずつ仕事が分かり始めます。

自分で段取りを組めるようになります。

職人さんとの関係もできてきます。

この頃から仕事が楽しくなる人も多いです。


離職率は高いが続ける人も多い

離職率が高いと聞くと、

全員が辞めるような印象を受けます。

しかし実際は違います。

長く続ける人もたくさんいます。

私自身も11年間続いています。

周りにも20年、30年と働いている先輩がいます。


現場監督を続けるメリット

建物が完成した時の達成感

これが最大の魅力です。

何もなかった土地に建物が完成する。

引渡しの日を迎える。

この達成感は他の仕事ではなかなか味わえません。


給料が比較的高い

責任が大きい分、

給与も比較的高い傾向があります。

資格取得による昇給も期待できます。


スキルが身につく

現場監督は、

  • 段取り力
  • コミュニケーション能力
  • 調整力
  • マネジメント力

が身につきます。

転職市場でも評価されるスキルです。


離職しない人の特徴

私が11年間見てきた中で続く人には共通点があります。

人と話すのが好き

現場監督はコミュニケーションが仕事です。

話すことが苦にならない人は強いです。


モノづくりが好き

建物が完成する過程を楽しめる人は続きやすいです。


切り替えが上手い

現場ではトラブルが起きます。

毎回引きずらず切り替えられる人は長く続きます。


まとめ

現場監督の離職率が高い理由は、

  • 覚えることが多い
  • 残業が多い
  • 電話が多い
  • 責任が重い
  • 人間関係が難しい
  • 休日が少ない
  • 厳しい指導がある

など様々です。

しかし一方で、

  • 建物完成の達成感
  • 高い専門性
  • 比較的高い給与
  • 成長できる環境

という魅力もあります。

実際に11年間続けてきた私の感想は、

「最初の3年は大変。でも乗り越えると面白くなる仕事」

です。

もし今、新人現場監督として悩んでいる人がいるなら、今感じている大変さは決してあなただけではありません。

多くの先輩たちも同じ道を通ってきています。

そして乗り越えた先には、現場監督だからこそ味わえるやりがいがあります。

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